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しあわせとんかつ
 僕はなにしろ眺めのいい所が好きで(もっとも、眺めのいい所キライ、という人はそんなにはいないと思うけれど)、大阪の某所にあるトンカツ屋に、一人で割とちょくちょく行く。
 ここは実に地上28階(まだ上の階もある)という高所にあるため、見渡す限りここよりも高い所というのは、遥かに霞む生駒の山々と、あとは点在する高層建築が何ケ所かあるだけだ。僕が行くのは中途半端な時間が多く、大抵の場合よく空いている。ここでぼんやりと下界を眺めつつ、ゆっくりとメシを食うのは至福の時間である。
 ここから見ていると、空と雲、そして山以外は、全て人の手が作り出したものであることに気づく。これは考えてみればものすごいことだ。

 この人工ジャングルの中で、今この瞬間、「シャレにならん」事態に出くわして切羽詰まっている人もいれば、「一生に一度の感動」に打ち震えている人もいるかも知れない。そういった、ごく個人的な感情の起伏や事態の「大変さ」を、例えば客観的な数値に置き換えることができたら面白かろうなぁ、などと考える。この視界に捉えた世界の中で、いま一番「えらい目」に遭ってる人、というのはどういう状況だろう?などということを、特に意味もなく考えつつ過ぎゆく雲を見ている。
 ひとりでゆったりといただく食事として、とんかつが果たして適切かどうか、いまひとつ確信が持てないが、本当に腹が減ったときの食事は、料理と正面から向き合い、ひとり噛み締めるというのが正しい態度であると思う。

 さて、とんかつが運ばれてきた。しゅんしゅしゅんと音を立てそうなきつね色のコロモと、それをなだめるように寄り添う純白の大根おろし。これら主役の舞台をざっくりと支える鮮やかな若草色のキャベツ。おっとお姉さん、「和風ドレッシング」を持ってきていただけまいか。うむうむ。

 心と体の滋養健康。

 いただきまーす。


未分類 | 13:00:48 | トラックバック(0) | コメント(0)
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