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それは感謝か?
 「ありがとうございます」―――美しい言葉である。これを言う機会が多いというのは、それだけ感謝の念が豊かであるということで誠に結構なことだが、使い方を誤るとかえって感謝からかけ離れていってしまう気がする。

 誰が始めたのか知らないが、このところ飲食店や公共の場所などで、不自然に「ありがとうございます」と書いた注意書きやアナウンスが増えている気がする。○○募金にご協力いただきありがとうございます、終日禁煙をご理解いただきありがとうございます、といった調子だ。トイレなどではいきなり目の前に「いつも綺麗にご使用いただきありがとうございます」という札がかかっていたりする。これを書いた人が言いたいのは「いいか、綺麗に使えよ、汚すんじゃねぇぞ」ということであって、「いやー、みなさん綺麗に使うてくれたはるわぁ、ホンマに」ということでは多分あるまい。もちろんトイレを汚したり、禁煙の場所でタバコを吸う気は毛頭ないが、特に意識して何かに協力した覚えもないのに、或いは協力を拒否する可能性だってゼロではないのに、のっけから「ありがとう」と言われるのは非常に違和感がある。だいたいここのトイレ、初めて使うしな。些細といえば些細なことかも知れないが、やはり気になる。昔、「好きやねん、大阪」という誰を対象にしているのかよくわからないポスターがあったが、押しつけがましいという点でいい勝負である。
 先に礼を言ってしまうことで、既に協力している錯覚を起こそうとするのは、思えば随分と傲慢かつ失礼な言い方だが、既成事実にしてしまうことで、汚すことがためらわれる状況を作らなければならないほど、マナーの悪い輩が多いということかも知れない。

 こういった、一種マナーの「押しつけ」ともいえる貼り紙に対して、これはいいなと思う貼り紙もある。
 よく行くうどん屋の壁にはこんな貼り紙がある。

「できるだけ禁煙にご協力ください」

 ゆるい。ゆるいなぁ。これを見て、取り出しかけたタバコをどれくらいの人が引っ込めるのかは定かでないが、「禁煙にご協力いただきありがとうございます」と口だけは感謝を表明しつつ押し付けてくるよりも、よほど好感が持てる。

 おまえがヒネクレモノだと言われれば、それはまぁ確かにそうですが。
 ちなみに先日知ったところでは、僕の誕生花は「ネジバナ」という、なんだかこうネジくれた花であった。でも綺麗な花なんだけどね。

未分類 | 14:42:12

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