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切れたろか
 もう随分と前の話。
 結婚式だったと思うが、某有名ホテルで演奏した。ホテルなどでは黒タキシードで臨むのが通例で、僕もこの日黒タキシードであった。
 休憩時間に上着を脱ぎ、手洗いに立った。自宅の僕の部屋が楽に2つは並びそうな広さの絨毯を踏んで化粧室に行く途中、向こうから偉そうな人(態度が、ではない。おそらく責任ある立場にあるであろう人)がやって来るのが見えた。目が合った瞬間、彼は僕をまっすぐに指差すと、こう言い放った。

「おい、上着着とけよ」

 叱られた。チューイされた。縁もゆかりもない人に。・・・・プッチーン。
「あいや待たれい私はこのホテルの者ではない仕事で来ているのであるよって貴君に左様な注意を受ける筋ではない云々」
と言おうとしたが、実際に僕の発した言葉は「・・・あ・・・」であった。誠に悔しい。

 また別の日。
 やはりタキシードで別の某有名ホテルにいた。先日のような不愉快な事態を避けるため、上着だってきちんと着ている。控え室を出たところで見知らぬ年配のご婦人に声を掛けられた。

「あ、トイレどこ?」

 プッチィイーン。「あ」じゃねぇ、この野郎、トイレだ?俺の知ったことか。・・・そうノドまで出掛かったけれど、ちゃんと応対しましたよ。「あ、突き当たり右奥でございます」って。突き当たってしまえと暗~く思いながら。
 それにしても、着ても脱いでもホテルマンに間違えられる。なんということだ。


 またある日、知人と二人でファミレスに入った。夜中の0時を回った頃だったが、店内は割に混み合っている。随分と待たされた後、ようやくチャーハンが運ばれてきた。

「お待たせしました。チャーハ・・・ガハッ・・ゲヘッ・・ゴホッ・・ンでございます」

 バイトの兄ちゃんは思いっきりセキを振りかけて、そのまま行ってしまうではないか。
こらこらこら、そんなトッピングは頼んでいない。驚きのあまり、しばらくは口もきけなかった。知人も動きが止まっている。・・・・プッツゥウゥンン。
 さすがにこれは取り替えてもらおうと、マネージャーらしき人を呼んだ。事情を告げると彼は恐縮して皿をさげてくれた後、あっという間に新しいのを持ってきてくれた。実に素早い対応だった。先ほどさんざん待たされたのがウソのようだ。まるで引っ込めたものを、またそのまま持ってきたかのような早さであった。・・・・うーむ、新しいのがくるまで、初めの皿は手元に置いておくべきだったのだ。疑問を抱いたまま食べた。まずかった。


 思い起こせば、このような「切れたろか的状況」は他にもあった。このコーナー初の「続き」ものである。

未分類 | 00:28:10

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