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先見の明
 昨年、年末のクソ忙しいさなかに、長年慣れ親しんだ携帯電話をスマートフォンに替えた。機種を変更してしばらくはメールすらもままならないことはわかっていたのに、あとさき考えずに替えてしまったせいで、その夜はてんてこ舞いする羽目になった。まったく、思いつきで行動するものではない。
 今、身近な道具で最も進化、進歩の著しいものといえば、何をおいてもまずこのスマートフォンだろう。使ってみると確かに便利だ。僕は人も知る方向音痴だが、今やスマートフォンのナビゲーションシステムのおかげで、道に迷うことが格段に減った。完全に無くならないのは方向音痴云々ではなくて、それ以前にうっかりしているだけである。入力する行き先を間違えていてはナビも役に立つはずがない。こーゆーのを「豚に真珠」というのだがそんなことはまぁどうでもよろしい。
 
 さて、逆に最も進化、進歩しない道具は一体なんだろうか。僕の考えでは「傘」である。傘の歴史をひもといてみると、元々は古代中国で貴人の権威の象徴として使われた日除けとしての傘がはじまりであったらしい。その後雨傘も誕生し、時代を越え、国を越えて広まったが、基本的な形はずうぅぅぅっっと同じである。円く張った布やら革やらビニールやらの真ん中に柄がついていて、これを持って歩くのだ。しかし日除けならともかく、雨傘というものは雨に対して誠に非力なものである。風が強かったりすると、せいぜい上半身が濡れないようにするくらいのものだ。僕は巨大な傘を持っているが、(これについては2009年5月の『いい天気の日』を参照されたい)それでも雨に濡れないとはとてもいえない。構造を考えるとわかるが、円形に張った布の中心に柄がついていては、使用者は真ん中にいることはできない。常に円の半分しか使えないわけで、つまり傘の半分はムダなスペースとなる。恋人同士によるアイアイ傘はこの限りではないが、アイアイ傘のなんたるかについては、何となくくやしいので、ここでは深入りしない。してたまるもんですか。
 更に致命的なのは片手が塞がるということである。荷物の多いときに片手が塞がるというのは甚だ不便だ。ワンタッチで開くようになっている「ジャンプ傘」というのがあるが、あれは画期的発明であった。(近頃はワンタッチでなんと『閉じる』傘もあるらしい)傘そのものの発明以来、あれが殆ど唯一の「進化」ではなかったか。

 いにしえの貴人は召使いに傘をささせただろうけれど、現代でそれにあたるのは、例えば車である。他人の手を煩わせるという意味ではタクシーがそうかも知れない。雨に濡れないためにタクシーを使う、とか地下道を歩くというのは、いわば都市機能の進化であって、傘そのものの進化ではもちろんない。もしもどこへ行くのもタクシーや地下道が使えるのならば傘という道具は不要に違いない。

 ところで、傘の形として最も機能的なものは、我が国に昔からある「笠」ではないだろうか。昔話の「笠地蔵」がかぶっているアレである。折り畳んでカバンにしまっておけるような「笠」を作れば非常に便利に違いない。両手が空くというのがなんといっても美しい。大きさによってはかなり効率的に雨を防げるのではないか。
 ただ、現時点で「笠」をかぶった姿というのは、甚だ異様だ。カッコワルイことこの上ない。しかしねしかしね、昨今流行りのボディバッグも、ハンティングキャップやブーツも、流行る前に想像すると格好悪かった筈だ。その昔、ウェストバッグが便利そうだというので使おうとしたが、当時はそんなブサイクなものはどこにも売っていなかった覚えがある。

 冒頭でスマートフォンによるナビについてふれたが、こういうシステムについて、僕はかつて2002年に書いた文章の中で言及している。ボンヨーな僕は夢見るだけであったが、どっかの天才がこれを実現してしまった。ちっちっち、発想だけならオレにもあったのになぁ、などとほざいてもアフターフェスティバルあとの祭りである。
 
 というわけで、ここで宣言しておく!近い将来、ファッショナボーな「笠」が雨具として再び脚光を浴びる日が来るであろう!

・・・・そーゆー日が来なかったからといってサイバー攻撃とかしないでください。中傷メール送ったりもしないでください。よろしくお願いしますね。









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未分類 | 14:28:08

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