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小さい声
 腹が減ったので何か食べようとお店に入り、席に着く。待つことしばし、店の者が誰もやってこないので「すみませーん」と声をかけるが、声が届かないのか気持ちが届かないのか、或いはその両方か、とにかく誰もやってこないことが割によくある。僕は何も人目を忍んで密かに入店したのではない。普通に入ってきて席に座ったのに、だ。俺ァそんなに存在感がないのかよぅ。自分で思ってるより声が小さいのかも知れぬ。

 小さな声というものは届かない。
 
 何年か前、フランスがシラク大統領の主導の下、世界中の非難をよそに水爆実験をしたことがあった。しばらくは各国から非難ゴウゴウで、フランス製品の不買運動まで起こったが、その後フランスでサッカーのワールドカップが開幕するや、あれほど騒いでいたマスコミがピタリと沈黙した。その件に関してはもう解決しましたと言わんばかりに。
 確かにやってしまったことを今更あげつらってみても、詮無いことだし、みんな楽しく盛り上がっているのだから、せっかくのお祭り騒ぎに水を差すのは野暮というものだろう。素直にサッカーを楽しめばよいのかも知れない。
 ・・・しかしね、水爆ですよ。原爆より遥かに強力な殺戮兵器ですよ。ワールドカップどころの騒ぎではないはずだ。でも、そういう声はどこからも聞こえてこなかった。僕は新聞を目を皿のようにして読んだけれど、そういう論調は綺麗サッパリ無くなっていた。きっと「おい、待てよ、それどころじゃないだろう」と叫んでいた人は大勢いたに違いないが、そういう「小さな声」は全面的に無視される。大いに不審だ。

 このところ、スペースシャトルに日本人女性飛行士が搭乗して、世間は応援ムード一色である。あれに乗るにはきっと、才能に恵まれた人が多大な努力を重ねに重ねた上に、幸運の女神が大笑いしてくれなければならないのだろう。それはよくわかるし、日本の女性がそういう任務に就けたというのは大いに誇っていいことだと思う。それを成し得た人にも敬意を表する。しかしこれについても、新聞を目を皿のように(よくやる)して読んだけれど、「なんのために」宇宙へ行ってるのかというのが、今ひとつわからない。何か壊れていた機材を修理したとか、そういった個々の作業については記事になっているのだが、それは最終的には何を目指しているのか?
 
 見聞したところによると、アメリカは「人類の火星着陸」を計画しているらしい。またエラいことを考えたものだ。個人的にはアームストロング氏とオルドリン氏が1969年に月に降り立ったというのもまるっきりタチの悪い冗談だと思っている。(40年も前のことだ。事実であったなら今頃スペースシャトルごときで四苦八苦してるはずがない)まして火星においておや。
 
「物凄い」額の費用を投じてやみくもに宇宙へ、月へ、火星へ行こうとするのは、視野の狭い頑迷な素人である僕には非常に滑稽に思える。「そんなこと」よりも大事なことがあるのではないかと愚考する。「輝ける未来」の代名詞たる宇宙開発に批判的な人は少なくないのではないかと思うけれど、そういう「小さな声」は、ここでもやはり殆ど無視される。




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